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【押切もえ】小説2作目「永遠とは違う一日」が山本周五郎賞ノミネート

 

第29回三島由紀夫賞・山本周五郎賞の受賞作発表記者会見が行われ、候補作の中より各賞を発表。山本周五郎賞は湊かなえ氏の「ユートピア」に決定。押切の「永遠とは違う一日」(新潮社)は惜しくも受賞を逃した。

候補作に選出されていた押切の「永遠とは違う一日」は僅差で受賞を逃したが、選考委員の佐々木譲氏は押切の作品を絶賛するとともに次作への期待を語った。惜しくも受賞を逃した押切の作品だが、佐々木氏は「僅差だった。最終的に湊さんと押切さんとで絞られた」と説明。これら2作に加え、相場英雄氏の「ガラパゴス」も高い評価を受けた。

今回のノミネートについて押切は「最後まで候補に残ったと聞き、とても嬉しかったです。お褒めのお言葉に胸を打たれ、とても晴れやかな気持ちです。」とコメントした。

押切は2013年8月に、処女小説「浅き夢見し」(小学館刊)を発表。今作は、「小説新潮」で隔月連載された作品を連作短編集としてまとめたもの。押切の身近にあった芸能マネージャーやスタイリストのほか、アイドルを失格した女子高生、こじらせ系のバツイチ40代女性など、さまざまな女性を主人公に、恋や仕事に奮闘し、一歩を踏み出す姿を描いた、読者の背中を押す6つの物語が収録されている。

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